FF11 RMT先頃公式サイトで告知された,ファイナルファンタジーXIの健全な運営を目的に組織された,RMT/ツール対策の専門チーム「スペシャルタスクチーム」。公式声明ではちょっと見えづらかった部分を,4Gamerからの質問として投げたのだが,その回答が返ってきたのでここに紹介しよう。
言うまでもないがチーム自体の存在が希有なものであり,まだ動きに不透明な部分こそあるが,スカーレットブレイド RMT,あの規模のオンラインゲーム運営会社が自ら前向きに活動を行い,それを公式に発表したところに,まず大きな意義がある。
「RMT」「チート」「ツール」「法制度」「業者」「組織」「モラル」など,いくつもの違うレイヤーが相互に深く絡み合って,決して一筋縄には解決ができないこれらの諸問題。リーガルなややこしい動きなどを含めて考えれば,会社の規模が大きいほど,この手の問題に対応することが難しいのは,火を見るより明らかだ。実際,たいがいの会社は「一切認めておりません」と宣言こそするが,滅多なことでは抜本的な手を打てないのが実情なのだ。
FF11 RMTそんなさなか,スクウェア・エニックスのこの発表は,非常に意義が大きい。具体的にどんな活動を行っていくのか,最終的に目指す場所はどこなのか,まだまだそのあたりは明らかにされていないが,少なくとも「スクウェア・エニックスは,RMTや不正ツールを一切認めない」という意志表明であり,対策の一つの大きな節目であることには違いない。より下世話に分かりやすい表現を使うならば,「業者に対しての挑戦状」をメーカー側から叩き付けたと言ってもよいだろう。
運営元が禁止している行為を行い,あろうことか第三者がそれに絡んだ収益をあげているという点で,この業界で一般的に使われる用語としての「RMT」は悪であるといっても過言ではないだろう。レンタルビデオがそうであったように,いずれは時代も変わることになるのかもしれないが,少なくとも現状においては疑いの余地はない。
このまま活動が続いて定期的な報告がなされ,それらをきっかけにしてオンラインゲームを取り巻く環境がより健全な方向に向かっていくことを期待したいRMT。
0 件のコメント:
コメントを投稿