2013年4月7日日曜日

設立から16年で1500人規模の企業に成長した台湾のGamania。その本社ビルを訪問しオンラインゲーム開発や

 2011年9月8日,9日に台湾の台北で行われた,Gamania Digital Entertainment単独のゲームイベント「2011 Gamania Game Show」。その開催前日となる9月7日にGamania本社を訪問した。  Gamania Digital Entertainment(以下,ガマニア)は,1995年にわずか4人でスタートしたのだという。そんなガマニアが大きく成長する一つのキッカケとなったのが,MMORPG「Lineage」のパブリッシングだ。その後,同社は台湾で順調に成長を続け,2011年現在には1500人を擁する企業となった。なお,日本のガマニアは2001年8月に設立されており,今年で10年目に突入している。  まず紹介されたのは,“Brand Center”という部署だ。ここでは,“LOVE TO PLAY”というガマニアの精神を,プレイヤーはもちろん,社員にいかに浸透させていくかという仕事を行っているという。そうした仕事の一つが,受付やオフィスのデザインなのだとか,rmt。  また,Brand Centerでは学生を対象にしたサマースクールも開催。2011年は,ヨットによる香港までの船旅を行ったとのこと。ただ,台風が重なったこともあり,この船旅はかなり大変なものになったという。その旅を無事に終えられた学生達は,さぞかし大きな“勇気”を得たのではないだろうか。  続いて紹介されたのは,“User Experience Lab”という施設で,今年の2月に完成したばかりのもの。ここでは自社タイトルのUIをより使いやすくするため,一般プレイヤーを招いての研究が行われる,ドラゴンクエスト10 RMT。具体的には,一般プレイヤーにテストプレイを行ってもらい,そこで得られるさまざまなデータを開発に活用していくという場所。対象となるデータは,ゲームプレイ自体はもちろん,マウスやキーボードの使い方,画面のどこを見ているのかという視線のデータなど多岐にわたる。  ちなみにプレイヤーがテストを行っているとき,ガマニアのスタッフは観察室と呼ばれるマジックミラーの内側の部屋から,監視カメラやテストプレイの画面などを自由に切り替えられるモニターを使って,プレイヤーの様子をチェックしながら各種データを収集していく。テスト機は,すべてのキー操作が記録されるため,プレイ結果には出ないような,個々人のクセもデータとして残るわけだ。こうして得られたデータをもとに,使いやすいUIを研究していくのだが,まだ実施前ということでテストはこれから
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