2013年4月4日木曜日

男色ディーノのゲイムヒヒョー ゼロ:第206回「きょうふ」 _1

著者近影  えっと,まず確認しておくけどね,この連載はゲイムについて語る場所よね? プロレスラーとしてっていうより,むしろゲイマーとしての顔を強く押し出してもいい場所なのよね?  まあ,ここで賳枻筏皮庹lも答えてくれないうえに,そもそも誰に確認を取ろうとしたのか,賳枻筏克阶陨恧摔猡瑜证盲皮い胜ぁ¥扦猓瑹o理やり話を進めていくわね。  私,怖いのよ。ここだけの話,プロレスの試合前にはいつも恐怖を感じているの。私も一応プロレスラーだから,プロレスのマスコミにカメラやマイクを向けられると「オラ! エーッ! ブッ潰してやる! ガッデム! ゴッドブレスユー!」とかってがなりたてるのね。ホラ,それがプロレスラーとしてのエチケットだから。  プロレスラーって,バスを鎖で引っ張ったり電話帳を素手で破ったり葉巻を吸ったり24時間マラソン走ったりダンプカーのブレーキが壊れたり,そういう凶暴かつ脳までもが筋肉でできているようなイメージを世間は持ってるじゃない。  本当はそうでない人のほうが多いんだけど,世の中的にそう思われているから,そのイメージに合わせてる部分があるの。アイドルが恋人の影をちらつかせないのと同じで,世間が持つであろうイメージを大切にしているわけ。  だから,本当はそんな気なんて微塵もないのに我々プロレスラーは「ブッ潰してやる!」なんて口にしちゃうの。それでもこの稼業は大変でね。最近はホラ,言葉尻にも気をつけないといけないから「ブッ殺してやる!」とは言えないわけ。殺害予告になっちゃうからね。だから気を遣って「ブッ潰してやる!」って表現に変換しているんだけど,相手を潰すってどういう状態のことなのか,イマイチ分かってないのよ我々も。  かといって「右ひじの筋を伸ばしてやる!」とか「たんこぶを2つ作ってやる!」とか「青タンに注意するんだなオラ!」って具体的に凄むと,イメージを守るのが難しくなるじゃない? これで凄めてるのかも怪しいし。だから,とりあえずあいまいに「ブッ潰してやる,rmt!」と言ってるわけ。  ……うん,豪快に話が逸れたわね。ともかく,プロレスマスコミの前では口に出せないけれども,私は試合前に恐怖を感じているってことが言いたかったのね。  で,問題はその恐怖が一体何に対する恐怖なのかが,自分でも分かってないってところ。これから受けるであろう痛みに対する怖さじゃないの,DQ10 RMT。それよりむしろ,今から自分が対戦相手に与えるであろう痛みに対する恐怖のほうが強いわね
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