2013年1月22日火曜日

なぜいまASUSは「R.O.G.デスクトップPC」を日本市場へ投入したのか。国内の担当者に聞く「R.O.G.ブランド

 はい。ああいった方向性を打ち出していかないと,小売り市場ではやっていけないと思います。 :  しかし素朴な疑問ですが,R.O.G.デスクトップPCでR.O.G.マザーボードが採用されていなければ,当然突っ込まれると予測できたのではないかと思います。なぜCG8580はあのような仕様になったのでしょうか。 Cynthia Teng氏:  そうですね……。  ASUSには製品を開発するビジネスユニットがたくさんあります。オールインワンPCやデスクトップPC,マザーボードやグラフィックスカードなどのコンポーネント,ノートPCやタブレットなどといった具合に,ファイターズクラブ RMT,それぞれを各ビジネスユニットが手がけているのです。  そして,これらのユニットは完全に独立して開発を行っているので,他のビジネスユニットがいま何をしているのか,何に注力しているのかといった部分を,完璧に把握しているとは言えません。  ですので,「R.O.G.デスクトップPC」と謳っている一方で,中身がR.O.G.マザーボードではないといったことが起きてしまうのです。 :  なんと,そういう事情でしたか。 Cynthia Teng氏:  その結果として,先ほどの「R.O.G.のハイエンドノートPCイコール3D立体視」などといった話がずっと継続されてしまったりするんですね。  弊社もこの問題をやっと認識しまして,最近,“R.O.G.チーム”といった感じのものを社内で立ち上げました。 :  それは,コンポーネント,デスクトップPC,ノートPCを横断するような形で,ですか。 Cynthia Teng氏:  はい。ゲームや自作PCに詳しい人達が各ビジネスユニットから集まって,「これからどうやってR.O.G.ブランドを一本立ちさせるか」を考えていきます。 :  それはつまり,ビジネスユニット群の盲衰荪螭壬蓼欷骏ぅ岍`ジなのでしょうか。各ビジネスユニットから,ゲームとか,オーバークロックとかが好きな人達が集まってきてブランドの方向性を話し合い,また自分のビジネスユニットに持ち帰ると。 Cynthia Teng氏:  そうです。やっぱり,ノートPCにおけるハイエンドの解釈がいつまでも3D立体視なのはどうかと(笑)。結果としてGPU性能は相応に高くなっているわけですけど,それ自体がR.O,ラスティハーツ RMT.G.の目指しているところではないので,再編成という感じですかね。そういう動きをしています。 :
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