2013年1月22日火曜日

なぜソニーはPCゲーマー向けのヘッドセットを始めたのか。開発者に聞く,「DR-GA500」「DR-GA200」発売直

 HRTF方式で,音響補正も行っているということですか? 金子幸男氏:  はい。例えばヘッドフォン(が搭載するスピーカードライバー)から耳までの物理的な距離もありますから,そういうものも加味して補正を行っていますね。これは個体ごとに異なるので,ヘッドフォンが変われば音響関数は変わります。 :  つまり,DR-GA500のプロセッサボックスは,DR-GA200を接続する前提でチューニングされた状態になっているということですね。 山崎暁史氏:  そうです。  正確を期すと,今回発売するのはDR-GA500と,シンプルなステレオヘッドセットであるDR-GA200で,DR-GA500に付属するヘッドセット(※「DR-GA210」という型番が与えられている)とDR-GA200の間には,1.5mか2.5mかというケーブル長の違いがありますが,ヘッドセット自体にそれ以外の大きな違いはありません。 :  FPSモードに話を戻すと,VPTベースで,どういった方向性の味付けを行っているのでしょう,maplestory RMT。 西野康司氏:  評価にあたっては,社内で実際にPCゲームを用いながら進めました。それから,実際に外部のゲーマーのところへ持って行ってコメントをもらったりしつつ,追い込んでいますね。  端的にまとめると,音源の定位がよりクリアに聞き取れるという点,それから人が歩いてくるような小さな音でも逃さない,という方向性を目指しました。 山崎暁史氏:  小さな音を逃さないという意味では,プロセッサボックス側に「Compression Mode」という動作モードも用意されています。これは,[ON]にすると大きな音が小さくなり,小さい音が大きくなる(※ダイナミックレンジ圧縮のこと。音圧を一定にする技術)というものです。 :  プロセッサボックスには,FPSモードのほかに,Surroundモードもありますよね。これらは具体的にどこがどう異なるのでしょう,aion RMT。 西野康司氏:  FPS以外のゲーム,あるいは映画などだと,Surroundモードをご利用いただくのがいいと思うのですが,社内のフィードバックだと,FPS以外のゲームでも,場合によってはFPSモードを選んだほうがいいこともあるようです。なので,基本はいまお話した形で,あとはゲームによって選んでもらうのがいいと思います。  ……FPSはFPSモードがいいと思いますが。 :  一般にバーチャルサラウンド機能の場合,“ゲームモード”だと残響感が少なく“映画モード”だと多いことがままありますが,そういったイメージですか
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